愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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紙本金箔地著色相応寺襖絵(しほんきんぱくじちゃくしょくそうおうじふすまえ)

分類 県指定
種別 絵画
所在地 名古屋市博物館
所有者等 名古屋市
指定(登録)年 昭和58年(1983)
時代 江戸初期

襖十二面 各185×139cm
襖は八枚で、うち四枚は表裏に四面ずつで、合計12面の絵である。画題は松、流水に松桜、梅の3題で、4面で1画題を構成している。いずれも主モチーフとなる大樹に土坡や低花木・禽鳥を若干加えた構成になっている。主モチーフである樹木は根元近くで大きく屈曲して、幹や枝と樹先端部の葉叢や満開の花房との両方を画面内に描き込み楽しまそうとする構図である。また、樹木が途中で画面上部にいったん出て再び先端が戻る構成は桃山的な要素の残滓をみせる。墨色を主体に色彩を添えて装飾性ある緊迫した画趣を横溢させるに十分な腕前を持った狩野派画家の筆を思わせる作品である。屏風の伝来した相応寺は、尾張藩初代義直が実母亀の方(相応院)の追善のために寛永20年(1643)に建立したと伝えられる。その創建時、駿河城の相応院居室駿河御殿を移築したが、その襖絵であったとも伝えられる。

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