分類 | 県指定 |
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種別 | 絵画 |
所在地 | 名古屋市博物館 |
所有者等 | 名古屋市 |
指定(登録)年 | 平成5年(1993) |
時代 | 江戸 |
六曲一双 紙本墨画12図各112.7×47.0cm 中林竹洞筆
「文化十年秋孟 竹洞山人成昌写」(右隻右端)・「癸酉秋八月 竹洞成昌写」(左隻左端)款記年記と、「成昌之印」「字伯明」(両隻)と「竹洞」(右隻)の白文方形印、「成昌」「字伯明」(各紙上部)印有り。中国北宋(米芾・蕫源)から明代(文徴明)までの水墨画家の筆意や画法を受けて描き分けた水墨山水図12図が6曲1双の各扇に1枚ずつ貼られている。竹洞における多様で変化に富んだ山水図諸様式への理解と、竹洞様式への収斂の過程が知られる。また、それらの図は 右隻右の春雨の景から夏暁、紅葉・雪景の左隻左端への移行に四季の変化に対する意識が見られる。中林竹洞(1776~1853)名古屋生れ、京都で文人画家として活躍した。