愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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絹本著色騎馬武者像(伝足利尊氏像)(けんぽんちゃくしょくきばむしゃぞう)

分類 国・重要文化財
種別 絵画
所在地 名古屋市博物館(寄託)
所有者等 地蔵院
指定(登録)年 明治42年(1909)
時代 室町

一幅 絹本着色 97.0×56.3cm
騎馬武者姿の出陣影形式の肖像である。飾りを付けた白馬に乗り、赤地に金襴の桐紋の直垂に、胸と腋・脛に紺糸の具足をつけ背に箙を負い、弓を左脇に抱えて、右手で手綱を握る姿。兜はなく、烏帽子をしっかり着けている。馬は首をあげ、顔を正面向きにし、右前足と左後ろ足を曲げている。やや右を向いた卵形の輪郭の顔は、端があがった眉と、くっきりと輪郭を描いた上下瞼のなかの大きな黒目が寄せられている目が特徴的で若々しい。像主は足利義尚(1465~89)の肖像として長く伝来されているが、像の装束は『蔭涼軒日録』長享元年(1489) 9月12日の記録、記録にある足利義尚(1465~89)23歳の六角高頼征伐に近江坂本への出陣時の行粧に一致する。

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