愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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名古屋城旧本丸御殿天井板絵(なごやじょうきゅうほんまるごてんてんじょういたえ)

分類 国・重要文化財
種別 絵画
所在地 名古屋市中区
所有者等 名古屋市
指定(登録)年 昭和31年(1956)
時代 江戸

三百三十一面 紙本水墨・淡彩
この天井画は 名古屋城上洛殿 ・御湯殿書院・梅之間など、狩野探幽中心に制作された障壁画のある各室の格天井の格子板毎に貼られたものである。格子桝内に、15cmや40cm前後の正方形から40×66cm前後の大きめの矩形の紙や直径35~40cmの円形の紙に描かれて貼られている。画題は、山水・花卉・花木・禽鳥・小獣等のほか、廊下では菊・桐・七宝唐草・花文といった文様もある。上洛殿の緒室の天井画では、矩形の画面に水墨で山水を描いた図や墨の輪郭線に淡彩を加えた花鳥図の上下の余白に、金箔を細かく切って撒いて装飾したものもある。蓮図には薄墨で敗荷の様があらわされたものもある。また燕の図では、燕の飛翔する姿が観察された独特の形態に表現されているものもみられるなど、描写・表現の方法も多様にある。筆者は室内の障壁画を描き、江戸狩野派の基礎を作った狩野探幽(1602~74)一門の門弟達と考えられる。

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