分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 絵画 |
所在地 | 一宮市大和町 |
所有者等 | 妙興寺 |
指定(登録)年 | 昭和50年(1975) |
時代 | 元時代 |

絹本著色十六羅漢像・第十四幅

絹本著色十六羅漢像・第三幅
中世に我が国に将来された十六羅漢像は相当の数にのぼると想像されるが、本図はその1遺例である。図は全て山水景観の中に羅漢を画き、侍者、供養者、天部形、鬼神、動物等を伴うものであるが、その図様は変化に富み、侍者が喫茶の道具を持ち運ぶ情景(第3幅)や有翼の異形(第7幅)、あるいは有翼の怪獣(第8幅)を描くなど数々の興味深い図様を成している。他本に類似の図様やモチーフを見出し得るものも存するが、全体として同形式のものは見出し難く珍しい十六羅漢像ということができる。