愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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宮後八幡社本殿(みやうしろはちまんしゃほんでん)

分類 県指定
種別 建造物
所在地 江南市宮後町八幡79
所有者等 宮後八幡社
指定(登録)年 昭和33年(1958)
時代 寛永元年(1624)

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外観

外観

■指定理由

宮後八幡社は、宮後城の守護神として、天正15年(1587)に勧進されたものという。
本殿は、一間社流造で、屋根は檜皮葺、軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)とする。細部の意匠も過飾に陥ることなくよく整っており、近世初期の社殿建築として貴重な遺構である。

■詳細解説

正側面

正側面

神社の創建は、宮後城の守護神として天正15年(1587)に勧請されたものという。現在の本殿は棟札によって、徳島城主蜂須賀阿波守家政が寛永元年(1624)に再建したものであることが知られる。
一間社流造の社殿で、屋根は檜皮葺、軒は二軒繁垂木である。身舎(もや)の正面と側面に縁を廻らし、縁の後端には脇障子(わきしょうじ)を立てる。身舎の柱は円柱、庇の柱は面取角柱とし、庇正面の柱間の中備(なかぞなえ)に菊花の彫刻が入った蟇股(かえるまた)を置く。また、身舎柱と庇柱の間には繋海老虹梁(つなぎえびこうりょう)を渡す。身舎正面の柱間は開放とし、戸口は二尺程後退した位置に板戸を吊り、腰長押を正面身舎柱で内側へ折り込み、戸口の柱筋へ廻らす。柱上には出三斗(でみつど)を載せ、身舎には中備を用いず、妻には絵様のない虹梁を入れて上に扠首組(さすぐみ)を組む。
細部の意匠も過飾に陥ることなく、よく整っており、近世初期の社殿遺構として貴重である。(岩田敏也)

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