愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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名古屋城二之丸大手二之門(なごやじょうにのまるおおてにのもん)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 名古屋市中区二の丸1番
所有者等 国(財務省)(名古屋市管理)
指定(登録)年 昭和50年(1975)
時代 慶長17(1614)頃

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全景

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■指定理由

名古屋城は、徳川義利(義直)の尾張転封に際し、西国諸大名によるいわゆる「天下普請」により築城された。
城郭内の天守や御殿などは幕府による造営であり、戦災を免れた西南隅櫓、東南隅櫓、西北隅櫓、表二の門、二之丸大手二之門、旧二之丸東二之門が重要文化財に指定されている。
二之丸大手二之門は、二之丸の西面南寄りに設けられ、二之丸御殿への正門にあたる。

■詳細解説

二之丸御殿は元和3年(1617)に完成し、藩主の居所と藩庁も置かれた。二之丸大手二之門は、二之丸の西面南寄りに設けられた正門にあたる。本瓦葺の高麗門(こうらいもん)形式で、柱や扉には鉄板を打ち付けた堅牢な造りである。建造年代は天守と同じ慶長17年頃の完成とみられているが、元和年間とする説もある。なお両脇に取り付いていた土塀は失われており、かつて内側に建っていた櫓門形式の一の門は明治時代に失われている。(溝口正人)

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