愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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船頭平閘門(せんどうひらこうもん)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 愛西市立田町福原地先
所有者等 国(国土交通省管理)
指定(登録)年 平成12年(2000)
時代 明治35年(1902)

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全景

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■指定理由

船頭平閘門は、オランダ人技師のデ・レーケの指導により、木曽川と長良川の分流工事が行われた際、水位差が生じる両河川間の舟運確保のために設けられた水路閘門であり、複閘式閘門としては、我が国最初期のものである。建設から1世紀余を経た現在においても、よくその機能を果たしている。

■詳細解説

船頭平閘門は、明治政府による洪水対策として木曽川と長良川が分流された際、両河川の舟運を確保するために設けられた水路閘門である。政府から木曽三川改修工事の立案を託されたオランダ人技師デ・レーケは、木曽川と長良川とを完全に分流する堤防の建設や分流によって水位差の生じる両河川間の舟運確保には閘門の建設で対応することなどを提案した。政府は、この提案に沿って明治20年(1887)から木曽川改修工事を始め、明治45年(1912)に竣工した。船頭平閘門は、この中で明治32年(1899)に着工し、明治35年(1902)3月に竣工した。
閘門の全長は56.3mで、水位調節時に船や筏が滞留する閘室は、当時の船や筏の大きさを考慮して長さ23.9m、幅5.6mである。
閘門の構造は、門扉を支える閘頭部分を煉瓦造とし、船や筏が接触する可能性のある部分や門扉が接する部分のみに花崗岩を積んでいる。閘室部分は床が石張りで、側壁を木の矢板を打って土留めとし、その上部の側壁は勾配をつけ、城郭の石垣に見られる間知石積(けんちいしづみ)としていたが、平成5~6年(1993~94)の改修時に閘室部分の床の石張り及び石垣が改築させるとともに、門扉が取替えられた。。(西澤泰彦)

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