愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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明治村聖ザビエル天主堂(めいじむらせいザビエルてんしゅどう)

分類 国・登録文化財
種別 建造物
所在地 犬山市内山1(明治村)
所有者等 財団法人 明治村
指定(登録)年 平成16年(2004)
時代 明治23年(1890)

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正面

正面

■登録理由

もと外周壁を煉瓦造とする木造会堂。平面は三廊式で、身廊壁面を三層構成とするゴシック様式。木製の束ね柱やトリフォリウム、リブ・ヴォールトと、漆喰塗内壁の対比が美しい。外壁にはバットレスを付け、薔薇窓、尖頭アーチ形の開口、小尖塔などで飾る。

登録の基準 造形の規範となっているもの

■詳細解説

聖堂内部

聖堂内部

聖フランシスコ・ザビエルを記念して明治23年(1890)5月1日に献堂された。建設の中心になったのは、パリ外国宣教会に属し、明治初年に来日して伝導に従事したビリオン神父で、設計は在日宣教師の一人で建築に心得のあったパピノ神父が当り、信者で棟梁でもあった横田彦左衛門が施工した。
身廊・両側廊からなる三廊式、身廊壁面を大アーケード・トリフォリューム・クリアストーリーの三層構成とするゴシック教会堂であって、正面に玄関ポーチ、内陣横に突出して聖具室を設ける。外周の壁体は煉瓦造(移築に当り鉄筋コンクリート造とした)だが、堂内の柱やアーチ、リブ、小屋組などは木造(大半が欅(けやき))であって、煉瓦造木造併用の混構造である。大屋根正面に欅製の十字架、棟に飾り瓦を連ねる。
ゴシック教会建築が最も完成された13世紀中期のフランスゴシック教会堂の形式に従って造られた聖堂で、その洗練されたデザインは明治末年に到るまで比肩する類例は見られない。ステンドグラス窓、束ね柱と大アーケード、リブ・ヴォールト天井、銅板の聖画、説教壇、告解室など、見るべき物は多い。(西尾雅敏)

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