愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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旧津島信用金庫本店(きゅうつしましんようきんこほんてん)

分類 国・登録文化財
種別 建造物
所在地 津島市本町1-52-1
所有者等 津島市
指定(登録)年 平成18年(2006)
時代 昭和4年(1929)

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外観

外観

■登録理由

鉄筋コンクリート造2階建の銀行店舗である。1階正面中央に玄関を枠取り、入口両側に双子柱を飾る。2階は柱形で垂直性を強調する。外壁は目地切りの人造石洗い出しで、腰回りを花崗岩張りとする。営業室上部は吹き抜けで、ギャラリーを巡らせている。

登録の基準 造形の規範となっているもの

■詳細解説

この建物は、名古屋銀行津島支店として建てられた鉄筋コンクリート造2階建の銀行建築である。建物は、1階に営業室と金庫室、2階に支店長室や会議室が設けられていた。現在は、1階から2階に上がる階段がないが、竣工時には建物後方に木造家屋が併設され、建物後方に張り出した金庫室を取り囲むようにして木造の階段が取り付けられていた。また、1階営業室のうち、営業室中央に立つ2本の円柱よりも玄関側の上部は、竣工時には吹き抜けとなっており、吹き抜けの周囲にはギャラリーが廻っていた。
建物の外観は、西洋建築のルネサンス様式を簡略化した「復興式」と呼ばれる建築様式である。外壁は、腰まわりと正面中央に花崗岩を張り、それ以上の部分は人造石洗出しとしている。内壁は、1階客溜りの腰壁部分が石張、1階営業室部分の腰壁は板張、金庫室入口まわりには大理石が張られている。なお、金庫室の屋根は、建物本体の屋根に比べて極端に厚く造られている。
この建物は、規模や形態から、当時の地方都市に建てられた銀行建築の典型例である。(西澤泰彦)

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