愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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名鉄三河線旧三河広瀬駅駅舎・プラットホーム(めいてつみかわせんきゅうみかわひろせえきえきしゃ・プラットホーム)

分類 国・登録文化財
種別 建造物
所在地 豊田市東広瀬町神田42-5他
所有者等 名古屋鉄道株式会社
指定(登録)年 平成19年(2007)
時代 駅舎:昭和2年(1927)

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駅舎

駅舎

■登録理由

駅舎

市中心部から約9km東北に位置する旧鉄道駅舎。桁行11m、梁間4.4m、切妻造鉄板葺、平入の木造平屋建。東半に開口部を広くとる開放的なつくりの待合室、西半に駅員執務室等をあてる。外装は下見板張で、腰は厚手の目板を打つ独特なつくりとする。

登録の基準 国土の歴史的景観に寄与しているもの
プラットホーム

旧三河広瀬駅駅舎より約10m北側に位置する。当初は、延長40m、幅2.6m、高さ0.6m規模の東西に長い石造構造物をコンクリートで嵩上げしたもので、後に延長80mに拡張され、隣接して流れる矢作川に沿って緩やかに湾曲する平面となる。南北の両側面には花崗岩の布積をあらわす。

登録の基準 国土の歴史的景観に寄与しているもの

■詳細解説

プラットホーム

プラットホーム

豊田市中心部から約9km東北に位置する名鉄三河線の旧鉄道駅で、昭和2年(1927)9月17日に開業した。駅舎建物全体は桁行6間、梁間2間半の大きさ、切妻造鉄板葺、平入の木造平屋建である。その平面の東3間半を待合室とし、中央1間半を駅員執務室、西1間を1畳の押入のある3畳大の休憩室とする。待合室の正面南側中央には1間半幅の入口があけられ、上部のレールから釣り下げられた形の大きな両引き戸が付いていた。待合室はほぼ全ての外壁部分に大きな引き違いのガラス戸がはめられている。窓位置には霧除けが付く。外装は下見板張で、腰は厚手の目板を打つ独特な造りとする。小屋組は基本的に和小屋である。
この駅では近くの広瀬やなへの観光客を迎える役目に加え、貨物の取り扱いがなされ、昭和59年(1984)に廃止されるまで、耐火煉瓦の材料である木節(きぶし)粘土などが扱われていたという。またプラットホームの南側にはトラックから貨車に積み込みやすいようにした斜路・高台の跡が確認できる。
プラットホームは駅舎より約10m北側に位置する。当初は、延長40m、幅2.6m、高さ0.6m規模の東西に長い石造構造物をコンクリートで嵩上げしたもので、後に延長80mに拡張され、隣接して流れる矢作川に沿って、緩やかに湾曲する平面となる。南北の両側面には花崗岩の布積をあらわす。貨物用および乗降客用プラットホームの存在やその変遷は、駅舎と同様、この地域の鉄道交通とのかかわりを示す歴史的遺産として貴重な存在といえる。(野々垣篤)

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