愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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専念寺本堂・庫裏(せんねんじほんどう・くり)

分類 国登録
種別 建造物
所在地 犬山市大字犬山字西古券262
所有者等 専念寺
指定(登録)年 平成19年(2007)
時代 本堂:寛文13年(1673)/平成16年(2004)改修
庫裏:元禄2年(1689)/平成16年(2004)改修

※ 別ウインドウで開きます

本堂全景

本堂全景

■登録理由

本堂

境内の北奥に南面して建つ。入母屋造本瓦葺の7間堂で、正面に1間向拝を付ける。正面1間通りの広縁と、その奥の外陣、そして内陣、脇間からなる浄土宗寺院本堂の特徴的平面となる。内陣まわりの中敷居痕跡や、来迎柱組物絵様など古式を伝える。

登録の基準 造形の規範となっているもの
庫裏

本堂の東に南面して建つ。桁行21m梁間11mの規模で、切妻造妻入桟瓦葺とする。正面側に土間などを配し、後寄りの床上部は縦に2分する。西側の座敷はトコなどを設ける接客用で、東側は内向の居室とする。江戸中期に遡る庫裏として注目される。

登録の基準 国土の歴史的景観の寄与しているもの

■詳細解説

本堂

専念寺は、浄土宗の寺院で京都知恩院の直末である。寺伝によると弘治元年(1555)に犬山城主池田信輝により創建され、その伯父が開山した。信輝の死後、犬山城主小笠原家、平岩家の菩提寺となり、同家一族の墓がある。
本堂は、寛文13年(1673)に再建された。桁行7間、梁間6間半の規模で、正面に奥行1間の広縁をとり、外陣は正面7間、奥行2間、その奥の内陣は正面3間、奥行3間、脇間は正面1間、奥行2間なっている。脇間後部に奥行1間の位牌の間、半間の位牌壇を配し、内陣背後両脇に脇仏壇、中央に後門を開く。来迎柱は丸柱で、その他は全て面取角柱で、斗組(ますぐみ)を用いないなど、邸宅風な堂である。

庫裏

庫裏は、本堂の西に位置する。建築年代は元禄2年(1689)と古く、一部の改造はあるが、構造は当初材をよく残しており間取りに大きな改変はない。江戸中期にさかのぼる庫裏として貴重である。内部は正面側に2間半の土間を配し、後寄りは全体を縦に東西2分し、本堂側をトコ付きの接客用、反対側を内向き用としている。

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