愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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伊藤家住宅腰掛待合(いとうけじゅうたくこしかけまちあい)

分類 国登録
種別 建造物
所在地 津島市橘町4-84
所有者等 個人
指定(登録)年 平成21年(2009年)
時代 昭和23年

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腰掛待合

腰掛待合

■登録理由

水鶏庵に伴う待合で庭園西側の中ほどに建つ。桁行2.7m梁間1.2m、木造平屋建、招造屋根の銅板葺で、三方の壁を土壁とし、右手の壁には下地窓を穿つ。軸部材は主として丸太を用い、軒は竹垂木とする。水鶏庵とともに落ち着いた露地空間を構成する。

登録の基準 造形の規範となっているもの

■詳細解説

現在、蕎麦処水鶏庵(くいなあん)として利用されている伊藤家住宅は、日本庭園と茶席等で構成されている。これらは、元々、伊藤新左衞門の住宅として整備されたものである。
伊藤新左衞門(明治37年~平成9年(1904~97))は、愛西市(旧海部郡佐織町)で生まれ、藍商、毛織物商の店員を経て、昭和6年(1931)、伊藤新商店を構えた。さらに、昭和11年(1936)、製造業に進出、伊藤新毛織株式会社社長に就任する。戦時中、一時中断したが、昭和23年(1948)伊藤新産業株式会社を設立し、毛織物製造を再開した。伊藤新左衞門は、経営者だけでなく、戦後は、幼稚園の設立を支援するなど教育者としても社会に貢献している。また、彼は美術品収集、茶道などを嗜むなど、風流人でもあり、複数の茶席を持つに至った。伊藤新左衞門は、昭和6年(1931)に伊藤新商店を構えた後、昭和7~11年(1932~36)、自宅と蔵を新築している。これが伊藤家住宅整備の始まりである。
腰掛待合は、茶席水鶏庵に至る庭園西側中央に建つ。昭和23年(1948)に茶席が移築された際に整備されたと考えられる。招造屋根の銅板葺で、間口1間半、奥行半間の規模である。

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