
■登録理由
本殿の全面に位置し、桁行18m梁間4.8mの拝殿後方に、5.5m四方の幣殿を張り出す。屋根は切妻造銅板葺で、棟上に千木と堅魚木をあげ、拝殿両端の神饌置場と楽舎を落棟とする。本殿と同じく、角南隆の設計による大型拝殿で、風格ある外観をもつ
登録の基準 | 造形の規範となっているもの |
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■詳細解説

幣殿・拝殿9幣殿内部正面
幣殿及び拝殿は、木造平屋建、神明造、銅板葺で、拝殿は、幅18.2m、奥行きが4.8mである。幣殿は間口が5.5m、奥行きが5.5mの空間である。拝殿の屋根は、横長で左右を低く作り正面性を強調し、上層の屋根の両側には千木があり、棟には6本の鰹木が設置されている。幣殿の屋根は拝殿から続き、本殿側に千木があり、棟には6本の鰹木が設置されている。
なお、本殿と幣殿及び拝殿の設計には、神社建築でよく知られた角南(すなみ)隆(たかし)が関与したことが棟札で確認できる。