
■登録理由
拝殿南西側に妻に東面して建て、桁行6.4m梁間6.4m、入母屋造及び切妻造桟瓦葺である。拝殿側の東・北面を開放できる構成とし、舞台に船底天井を張り、アト座北面に切戸口、南面に社務所への出入口を開け、鏡板に松を描くなど、能舞台の諸要素を備える。
登録の基準 | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
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■詳細解説

神楽殿6内部舞台背景
神楽殿は、木造平屋建、入母屋造、桟瓦葺で、幅4.5m、奥行き4.5mの舞台と同じ幅の奥の部分で構成されている。構造をみると6本の柱で支えられ、舞台部分は梁の上から舟底天井により化粧垂木をあらわしている。正面は東側であり、北側と南側の3面が開放される構造で、北側の建具は蔀戸方式となっている。西側の舞台の奥の板壁には松の絵が描かれている。