愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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ぼたん深彫の前卓(ぼたんふかぼりのまえたく)

分類 県指定
種別 工芸
所在地 一宮市千秋町
所有者等 龍光寺
指定(登録)年 昭和34年(1959)
時代 桃山

本尊十一面観音の前に置かれてあるもので、雲形脚で曲線の条を深く彫りさげ、まことに力強く流麗である。つり合いの良い筆返しと写実的な牡丹花の絵様刳形は金箔、緑青、赤等をもっていろどり、豊かな色彩と構図の安定は相当な名作と称しえる。
破損の個所も少なくよく保存されている。桃山時代のものであろう。

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