分類 | 県指定 |
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種別 | 工芸 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 昭和43年(1968) |
時代 | 室町初期 |

尺八
竹製 長さ34㎝ 半径2.2㎝
1節、正面節下に4穴、背面1穴、筥に銘文が朱漆で記されている。
蓋表面「熱田太神宮尺八納申候」、
蓋側面「奉納所也光定」「此内小石立鳥法師」、
蓋裏面「敬白 奉熱田大神宮江従都出申候尺八納所也」
箱外底「永禄十一戊申七月七日施主 伊勢之住人在処以与見桜方之八鳥(島か)又大郎光定(花押)」
箱内底「并唐之幼子持遊立鳥法師之小石一ツ納申候此如(花押)」
奈良平安時代の雅楽器としての尺八は正倉院に現存し3節6穴のものであるが以後断絶したようである。当神宮のものは一節切と呼ぶべきもので1節5穴、長さは大体1尺1寸1分(約34㎝に近い)を制としたもので、いわゆる近代尺八の祖となる型のものである。