分類 | 県指定 |
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種別 | 工芸 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 昭和43年(1968) |
時代 | 室町 |

古箙
総高29.5㎝ 方立背面高11㎝ 方立上幅12.8㎝ 下幅10.0㎝ 脚高0.9㎝
箙は矢を入れる道具で、腰に負うものである。楊柳を箱型に指し合わせて方立とし、総体に透漆をかけている。端手から肩・細り・高頭にかけて籐で巻き詰め、中縫苧は防巳蔓(つづらふじ)で組み飾る。方立の正面には觘目(ぬため)の角に刻んだ蜻蛉(勝虫)を、左右の脇板には双稲丸紋を据える。筬竹(おさだけ)には4隻づつ斜めに雁行して4行、16隻の矢を挿した跡が認められる。
室町期製作にかかる優品である。