分類 | 県指定 |
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種別 | 工芸 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 昭和47年(1972) |
時代 | 江戸 |

鋳鉄釣燈籠
高さ31㎝
筒型の火袋に格子を透し、円形の台に3本の脚を付けている。笠は八葉型で、頂には宝珠型の釣鐶台を付し、そのまわり三方に猪目形の透しを施して燈明の煙出しとしている。片面開きの扉一枚を除き、一度に鋳出したところが技術的に注目される。なお、三脚は平安、鎌倉期等の金剛盤の脚をしのばせる作である。
底裏の陽鋳銘に
「奉寄進熱田大神宮 籠春日井郡 魚住次右門 正保四年丁亥五月吉祥日」
とあり、正保4年(1647)に熱田神宮に寄進されたことがわかる。銘にある作者、魚住次右門は他に資料はないが、清須越によって名古屋に住んだ鋳物師水野太郎左衛門となんらかの関係があったかもしれない。