愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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青貝梨子地刳抜文鞍(あおがいなしじくりぬきもんくら)

分類 県指定
種別 工芸
所在地 名古屋市熱田区
所有者等 熱田神宮
指定(登録)年 昭和47年(1972)
時代 室町
青貝梨子地刳抜文鞍

青貝梨子地刳抜文鞍

前輪総高28.8㎝ 後輪総高25㎝ 居木長39㎝
前輪・後輪・居木をはじめ、総体をめずらしく黒漆に細かくした鮑貝を梨子地様に蒔いて装飾した華麗な鞍である。なお、前輪の海には釘抜き菱文の金物を据えている。
いわゆる微塵貝蒔きの手法は、正平(南北朝時代)年号のある住吉蒔絵唐櫃などに見られるが、この鞍も後世の青貝微塵塗とは異なり、古雅で、その製作年代は南北朝に近いものと考えられる。

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