分類 | 県指定 |
---|---|
種別 | 工芸 |
所在地 | 一宮市大和町 |
所有者等 | 妙興寺 |
指定(登録)年 | 昭和53年(1978) |
時代 | 室町 |

鏧子
鏧子 口径45.5㎝ 高さ34㎝ 重さ9キロ
鏧子桶 口径48.5㎝ 高さ33.5㎝
銅製打物造り、鉢形の口縁上面は平滑、類品中では大型に属する。内面に「長嶋・妙興・常住・用也・浅井・玄番・寄附」の14字が、2字づつ7行に分けて朱書されている。
付属の鏧子桶底面に「永禄八年乙丑﨟月吉日」、最上段の箍にも墨書がある。
これらから、永禄8年(1565)に浅井玄蕃が施入したことが知られる。現在のところ施入者と施入年次を知り得る国内最古の作例であってこれのもつ資料的価値は極めて大きいといえる。