愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

トップページへ戻る

太刀〈銘備州長船兼光〉(たちめいびしゅうおさふねかねみつ)

分類 国・重要文化財
種別 工芸
所在地 名古屋市熱田区
所有者等 熱田神宮
指定(登録)年 明治44年(1911)
時代 鎌倉

長さ70㎝ 反り1.5㎝ 元幅2.7㎝
鎬造、庵棟。磨上げのため反りは浅い。鍛えは板目よくつみさかんに乱れ映りが立つ。刃文は片落風の互の目乱れ、匂口明るく冴える。帽子はのたれ込み先小丸に浅く返る。
佩表茎先に長銘が残り、表裏には「天明五年巳七月奉納」、「本三州之士尾州矢田作十郎助吉帯之」と奉納朱銘がある。目釘穴4個。
作者は初代兼光で鎌倉末期の備前国長船派の名工、師父景光風の出来を示す1口である。

前へ戻る