分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 工芸 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 大正10年(1921) |
時代 | 鎌倉 |
長さ28.0㎝ 元幅2.5㎝
平造、三つ棟。鍛えは板目に流れ肌交じり、地沸つき地景表わる。刃文は細直刃、刃縁ほつれ金筋入る。帽子は小丸で浅く返り、先掃かける。彫物は表裏に刀樋を彫る。茎は少し磨上げ、表銘の国光の「光」・裏銘の元徳三年の「年」の字は下半以下が切れる。目釘穴3個。
指裏の区上に細鑽の奉納切付痕があり、記録によると「鬼頭彦一郎」とあったことが判る。
作者国光は山城の粟田口国綱の子と伝え、通称を新藤五といい、鎌倉へ移住、いわゆる相州物と呼ばれる一派を新たに開いた名工で、その門下には行光・正宗がいる。