分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 工芸 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 昭和5年(1930) |
時代 | 鎌倉 |
長さ72.7㎝ 反り2.1㎝ 元幅3.0㎝
鎬造、庵棟。腰反り踏張があり、先は伏しごころ切先の形崩れる。鍛えは板目肌立ちて黒味あり、地沸よくつく。刃文は直刃調に互の目が交じる。帽子は表尖り、先掃きかけごころに浅く返り、裏は焼詰める。茎は生ぶ、区下に大きく真行と二字銘に切る。
刀身の鎬地に「熱田大明神奉寄進之」、「元亀二年辛未八月八日大久保与九郎」と奉納銘を刻している。
重要文化財指定では「国不明」となっている。
銘鑑によると真行は伯耆・備前・備中・筑前等に数工いるが、本作の地刃には古伯耆物の特色がみられ、なかんずく、安綱の弟子という安家に近似しており、古伯耆物と鑑すべきであろう。