愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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陶製五輪塔(とうせいごりんとう)

分類 国・重要文化財
種別 工芸
所在地 愛知県陶磁美術館
所有者等 愛知県
指定(登録)年 平成7年(1995)
時代 平安時代・久安2年(1146)
陶製五輪塔

陶製五輪塔

久安二年の刻銘がある。
総高37.5㎝、胴径18.3㎝、底径21.4㎝
地輪に当たる台座と水輪に当たる胴、火・風・空輪に当たる蓋を組み合わせて五輪塔形とした陶製容器で、経典類埋納用と考えられる。器肌は暗灰色を呈し、砂砂に富んだ灰白色の素地がきわめて良好に焼成されており、薄手の精作である。各輪には「大日如来法身真言」を表す梵字などとともに、五輪塔造立の由来を記した銘文があり、久安2年(1146年)に渥美窯の一支群である静岡県湖西市に所在する新所の窯で焼造されたことが知られる。古代~中世において、作者や製作年代・製作地が判明するほとんど唯一の遺例であり、資料的にも貴重である。
なお、浜北市(現・浜松市浜北区)勝栗山経塚出土との伝承がある。

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