愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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奥津社の三角縁神獣鏡(おくつしゃのさんかくぶちしんじゅうきょう)

分類 県指定
種別 考古資料
所在地 愛西市千引
所有者等 奥津社
指定(登録)年 昭和52年(1977年)
時代 古墳
奥津社の三角縁神獣鏡

奥津社の三角縁神獣鏡

三角縁波文帯竜虎鏡 径24.3㎝
三角縁□張■銘四神四獣鏡 径23.8㎝
三角縁日月銘獣文帯四神四獣鏡  径21.8㎝
この3面の銅鏡は奥津社本殿中に永年蔵されていたもので、錆の状態など似通った保存状況を示し、おそらく一括出土した後、神社に奉納され伝承されたのであろう。現在、社殿が鎮座する小丘は、1977年におこなわれた発掘調査で古墳であることが確認されており、この古墳から出土した可能性がある。3鏡はいずれも舶載で三国時代の魏の鏡と言われ(1)、鏡縁の断面が三角形を呈し、鈕をめぐる内区に神像・獣形の半肉彫文様を配する三角縁神獣鏡である。三角縁波文帯竜虎鏡は、京都府椿井大塚山古墳・奈良県黒塚古墳・大阪府黄金塚古墳に、三角縁□張■銘四神四獣鏡は、京都府椿井大塚山古墳・香川県西山古墳に、三角縁日月銘獣文帯四神四獣鏡は、大分県石塚山古墳にそれぞれ同型鏡が知られている。3面とも三角縁神獣鏡の中では最古の鏡群に属し、東海地方の古墳発生を考える上で貴重な資料である。
(1)従来、舶載の三角縁神獣鏡は魏の鏡と考えられていたが、呉の工匠が日本で製作したものと言う説が提示されている。 王仲殊著・西嶋定生監修 尾形勇・杉本憲司訳『三角縁神獣鏡』学生社 1992

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