愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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三角縁神獣鏡及び六神鏡(さんかくぶちしんじゅうきょうおよびろくしんきょう)

分類 県指定
種別 考古資料
所在地 名古屋市瑞穂区(名古屋市博物館)
所有者等 名古屋市
指定(登録)年 昭和59年(1984年)
時代 古墳
三角縁神獣鏡及び六神鏡

三角縁神獣鏡及び六神鏡

三角縁神獣鏡 径22.3cm
六神鏡 径16.2cm
これらの資料は、明治13年に東海市名和所在の兜山(かぶとやま)古墳から捩文鏡1面、内行花文鏡1面、滑石製合子1点、碧玉製石釧9点、同小型壷1点、同小型壷1点、勾玉・管玉147点、刀片や土器類とともに出土したものである。指定物件は4面の鏡のうちの2面である。
三角縁神獣鏡は、鋸歯文円圏で区画される内区には6個の素乳の間に神像と獣像とを交互に配し、中区には10個の小乳の間に双魚・蛙・四足獣などの動物図文帯を、外区には内から外に向かって櫛歯文帯、鋸歯文帯、複線鋸歯文帯、鋸歯文帯を巡らす獣文帯三神三獣鏡である。ぼう製鏡(ぼうせいきょう)(1)であり、今のところ本鏡の同型鏡は知られていない。
六神鏡は中型鏡で、やはりぼう製である。2重の突線で区画される内区には6個の乳の間に神像各1体が配され、中区には擬銘帯が、外区には内側から順に鋸歯文帯、櫛歯文帯、2圏の鋸歯文帯が巡る。
兜山古墳は三角縁神獣鏡の鏡式、副葬品の組み合わせから、4世紀中頃の築造とみられており、本資料は尾張における前期古墳文化を考究するうえで極めて貴重な資料である。
【注】
(1)ぼう製鏡  中国鏡を模倣してつくった日本製の鏡
参考文献
小栗鉄次郎「上野町名和における古墳」『愛知県史蹟名勝天然記念物調査報告 第八』1930

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