分類 | 県指定 |
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種別 | 歴史資料 |
所在地 | 名古屋市中区(愛知県図書館) |
所有者等 | 愛知県 |
指定(登録)年 | 昭和60年(1985) |
時代 | 江戸 |
元禄十四年三河国絵図 法量 444×367㎝
尾張国境縁絵図 法員 115×328㎝
美濃国境縁絵図 法量 89×176㎝
遠江国境縁絵図 法量 103×288㎝
本絵図は、元禄9年(1696)、江戸幕府の命令で調整され、元禄12年に献上された三河国絵図の控え、および三河に隣接する国の国境縁(くにざかいへり)絵図である。
幕府は各国毎に1~2家の大名を責任者として作成させたが、三河の場合は岡崎藩主水野家と西尾藩主土井家であった。
しかし三河国絵図の幕府献上本は現存しない。三河国絵図の清書担当は、岡崎藩とあるので、本絵図は水野家の控えであろう。
国絵図は縮尺21,600分の1、山岳・河川・湖沼・樹木などが描かれ、道路には一里塚が表示されている。また、村名と石高が記入され、郡毎に色分けされている。絵図の余白部分には絵図目録、献上年月が記載されている。
国境縁絵図は、関係絵図元の絵図役人の間で証文を記して取り交したもので、遠江国の絵図元、浜松藩青山家、尾張藩徳川家、美濃国加納藩松平家、大垣藩戸田家と取り交した縁絵図の正本である。(幕府へは写しを提出する)