分類 | 県指定 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 昭和43年(1968年) |
時代 | 鎌倉・室町 |
2巻(一、文永七年 二、天文十五年)
一、は縦32.3㎝ 横235㎝
二、は縦24.3㎝ 横375㎝
熱田神宮年中行事の中、特殊なものとして踏歌祭がある。宮中古来の節儀を模したものであるが、現在はここに存続するのみである。これはその際の頌文で、文永7年(1270)12月書写の奥書を持つ宣命体頌文が存在することは誠に貴重である。ただし、奥の裏に墨書で「嘉暦二年九月二十日」とあり、文永7年書写本を嘉暦2年(1327)に写したものとも考えられる。天文15年(1546)のものは、それを仮名書きに改めたものでそこに時代的な変化がしのばれる。
熱田神宮の特殊性を物語る重要な史料である。