分類 | 県指定 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市熱田区 |
所有者等 | 熱田神宮 |
指定(登録)年 | 昭和43年(1968年) |
時代 | 室町 |
一、文明十一年三月 日勧進状
二、天文十一年勧進状
三、尾州熱田社幹縁疏並序残簡
紙本墨書 二巻一幅
一は縦32.5㎝ 横152㎝ 金銀箔散らし料紙
二は縦32.3㎝ 横135.5㎝ 天地金銀箔散らし
三は縦30.5㎝ 横56.5㎝ 金銀箔散らし料紙
第一のものは、当時世上紛騒し、正殿修造が容易に実現できないため、沙門清徳が勧進の勅許を願い出て、文明10年(1478)12月後土御門天皇から綸旨を賜った。勧進に綸旨を下された最初の例として貴重な資料である。この綸旨を奉じて、文明11年3月付で沙門清徳が記した勧進状である。
第二のものは、天文11年(1542)付の神宮修造のための勧進状。
第三のものは別種の勧進状断簡で、室町期のものであろう。幅仕立になっている。