愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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日本霊異記巻中下(にほんりょういきまきちゅうげ)

分類 国・重要文化財
種別 書跡
所在地 名古屋市中区
所有者等 大須観音宝生院(真福寺文庫)
指定(登録)年 明治38年(1905年)
時代 平安

縦29.4㎝横巻中20m16.3㎝巻下21m10.3㎝
『日本霊異記}』は奈良薬師寺の僧景戒の撰で弘仁13年(822)成立。正しくは「日本国現報善悪霊異記」と題し、116話(現存本系)からなる仏教説話集である。人間の行為が、仏によってたちまち結果を判定される現報善悪を説いており、その点、後世説話集の因果応報とは違う。
本書は鎌倉時代の写本で巻子本仕立、界線を引いている。上巻は欠本、各巻別筆で両巻とも前部を欠き、序文の中途より始まる。中巻は42話、下巻は39話からなっており、各篇末に訓釈があり、本文は校合し、各巻末に「一交了」と記している。
霊異記の伝本は5種知られているが、上中下三巻揃ったものがなく、本書は中下巻のかなりの部分を持つ重要伝本である。

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