分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市中区 |
所有者等 | 大須観音宝生院(真福寺文庫) |
指定(登録)年 | 明治38年(1905年) |
時代 | 鎌倉 |
縦28.8㎝横21.5㎝
承平4年(934)ごろ成立のわが国最古の分類体漢和字書。天地・人倫・形体以下24部128門をたてて漢字の見出しを作り、その典拠と和名を注記している。勤子内親王の命で源順(みなもとのしたごう)が編した。略して『和名抄』ともいう。
本書は鎌倉時代の写本で、もと袋綴であったが今は無装で、墨付きは27葉・白紙5葉、他の1葉に「弘安六年八月九日 於東大寺知足院 来廿五日為因明講用意 書写之了 円朝」とあって書写時の奥書ともみられる。寛政年中(1789~1800)、稲葉通邦が模写したものを享和年中(1801~03)に復刻した本にはこれが含まれている。