分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市中区 |
所有者等 | 大須観音宝生院(真福寺文庫) |
指定(登録)年 | 明治38年(1905年) |
時代 | 平安 |
縦26㎝長さ230㎝22㎝の紙11葉
市聖と称された空也(こうや・くうや)の生前の功徳をたたえ、その死をいたむ意を記した文で、源為憲(みなもとのためのり)の撰である。奥書に天治2年(1125)書写の旨を記す。空也の伝を知る上にもっともよるべき資料である。奥書に、「天治二年初冬月廿五日書写一校畢、□□文句狼籍也、以他本可校、愛宕護山東面月輪寺毎月十五日念仏上人被始也」とある。
もと冊子であったのを解いてこれを継いで裏面に誄(るい)を書いたものか、あるいはこれに粗雑な裏打をなし巻子本としたものでる。現存する唯一の写本。