分類 | 国・重要文化財 |
---|---|
種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市昭和区(昭和美術館) |
所有者等 | 後藤報恩会 |
指定(登録)年 | 昭和15年(1940年) |
時代 | 鎌倉 |
後鳥羽天皇は譲位後、熊野をとくに信仰し、幾度となく参詣した。その際に本宮をはじめ諸所の王子の法楽のために、歌会を催した。その時の和歌懐紙を熊野懐紙と称して、とくに尊重している。その理由は、筆者が確実であること、自筆詠草であること(古い時代には自筆本はきわめて少ない)等である。
源家長は鎌倉期の歌人、和歌所に勤めていた。その家長が後鳥羽天皇の熊野参詣の供をした折、書いた懐紙、横物一軸として佳く保存されている。