分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市中区 |
所有者等 | 大須観音宝生院(真福寺文庫) |
指定(登録)年 | 昭和16年(1941年) |
時代 | 鎌倉 |
縦巻第一 23㎝ 巻第三 24㎝ 横16㎝ 紙数巻第一 20枚 巻第三 35枚 粘葉装
『扶桑略記』(全30巻)は六国史以下寺院関係の古伝により、神武天皇から堀河天皇までの歴史を編年体で記述したものである。現存するのは、第二巻~第六巻、二十巻~三十巻と神武天皇から平城天皇までの抄本である。真福寺本は、第一巻及び第三巻のみの残欠本で、第一巻は前を欠き、神功皇后紀の中途より顕宗天皇紀の中途に至るが、この間、履中天皇紀に脱落がある。巻第三は継体天皇紀より推古天皇紀に至る。鎌倉時代の書写と考えられる。