分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市中区 |
所有者等 | 大須観音宝生院(真福寺文庫) |
指定(登録)年 | 昭和16年(1941年) |
時代 | 鎌倉 |
縦29㎝ 長さ166㎝ 巻子本 有界
「古事記上巻抄」と題してはいるが、本文は『古事記』のうち、建御雷神が建御名方神を追って諏訪に至り、ついに大国主神をして国を譲らせた一節を抄出し、つぎに「諏訪社事」と題して、同様のことを記した「先代旧事本紀」の文を抄出し、旧事記の最古の写といわれているものである。書風、用紙等よりみて、鎌倉末期の書写になるものと推定せられる。
古訓および朱のオコト点等を附し、古事記古訓研究の資料としても重要で、異色ある古典といえる。