愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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彩牋墨書三宝絵残巻(さいせんぼくしょさんぼうえざんかん)

分類 国・重要文化財
種別 書跡
所在地 名古屋市瑞穂区(名古屋市博物館)
所有者等 名古屋市
指定(登録)年 昭和16年(1941年)
時代 平安
彩牋墨書三宝絵残巻

彩牋墨書三宝絵残巻

平安時代中期に源為憲が、若くして仏門に入った冷泉天皇皇女尊子内親王のために著した『三宝絵』の写本。上・中・下3巻のうち、中巻の大半、下巻の一部分、86枚が断続的に残っている。
白胡粉地に3種の型文様(花菱唐草・亀甲・七宝)を雲母刷した和製唐紙に書写されており、原装は粘葉装であったものを綴葉装に改装したもの。帖尾には「保安元年六月七日」(1120)の書写奥書がある。
『三宝絵』は、仏・法・僧(三宝)をわかりやすく解説し、仏教への帰依を勧めるもので、文学史、文化史の上から、また、平安時代の世俗を知る上でも貴重な文献資料である。
なお、この『三宝絵』には三種の写本が知られているが、本品は書写年代が明らかな最古のもので、筆跡の美しさは随一である。

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