分類 | 国・重要文化財 |
---|---|
種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市東区(名古屋市蓬左文庫) |
所有者等 | 名古屋市 |
指定(登録)年 | 昭和29年(1954年) |
時代 | 鎌倉 |
紙本墨書 巻子本 墨罫 朱注記 嘉元四年北条貞顕書写
侍中とは蔵人の唐名で、平安時代以後、朝廷にあって機密の事務をつかさどった蔵人に関する種々な事例を集めて記した有職故実(ゆうそくこじつ)書である。
のちの鎌倉幕府第15代の執権北条貞顕(さだあき)が嘉元4年(1306)に書写したもので現存最古の完本である。この書の紙背には伊勢物語の一部や北条貞顕(さだあき)の書状などがある。なお、毎巻首に「金沢文庫」の墨印、「御本」の朱印がある。