分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市東区(名古屋市蓬左文庫) |
所有者等 | 名古屋市 |
指定(登録)年 | 昭和29年(1954年) |
時代 | 鎌倉 |
紙本墨書 料紙斐紙 大和綴冊子 正嘉2年北条実時奥書 縦31.8㎝ 横25.7㎝
この河内本『源氏物語』は、鎌倉時代、河内守源光行・親行の校訂したものを書写させたとの、金沢文庫の創始者北条実時の正嘉2年(1258)の奥書がある。いわゆる河内本系統を代表するもので、現存諸本のうち完本として最古のものである。
本書は北条氏の金沢文庫を出た後、足利氏、豊臣秀次の所有を経て徳川家康のもとに入った。家康の生前に初代尾張藩主義直に譲られ、尾張徳川家に伝えられた。江戸初期製作と見られる梨子地金蒔絵のけんどん蓋付書物箪笥が付属している。