分類 | 国・重要文化財 |
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種別 | 書跡 |
所在地 | 名古屋市東区 |
所有者等 | 長母寺 |
指定(登録)年 | 昭和34年(1959年) |
時代 | 鎌倉 |
無住一円(道暁)は、相川(神奈川県)の生れで、国師号は諸本大円。
長母寺は、治承3年(1179)に山田次郎源重忠が、その母のため創建したもので、後に、山田道円坊が弘安4年(1281)に七堂伽藍を再建し、無住法師を開山とした。無住法師はここに40年住し、『沙石集』10巻・『聖財集(せいざいしゅう)』・『雑談集(ぞうたんしゅう)』・『妻鏡(つまかがみ)』等を著し、正和元年(1312)10月、桑名の蓮華寺で寂した。
長母寺には、『六祖偈』(縦36.6㎝ 横39.7㎝)、『置文』(縦33㎝ 横91.4㎝)、『夢想記』(縦33㎝ 横43.7㎝)などが、所蔵されている。