米(ミネアサヒ)

   豊田市特産
   【平成18年10月31日掲載】
   【平成30年10月23日改訂】

産地

 ミネアサヒは、愛知県の山間技術実験農場(現:農業総合試験場山間農業研究所)において、中山間地域に向く良食味米として育成され、昭和55年に品種登録されました。食味が良いことから、中山間地域の銘柄米として栽培が進められました。
 現在は、中山間地域の主要品種となり、約1,500ヘクタールで栽培されています。このうち豊田市において、50%以上が作付けされています。

写真1 ミネアサヒの栽培風景
写真1 ミネアサヒの栽培風景

写真2 ミネアサヒの収穫風景
写真2 ミネアサヒの収穫風景

特徴

 米粒はやや小粒ですが、まるまるとし、光沢があります。炊飯した米は光沢があり、うま味・粘りに優れ、コシヒカリに似た食味です。
 中山間地域のきれいな冷たい水で栽培され、登熟期間は昼夜温に格差があり、稔実は良く、良食味となっています。

写真3 ミネアサヒの穂
写真3 ミネアサヒの穂

ちょっと一言

 ミネアサヒは非常においしい米ですが、現在、他県ではほとんど栽培されていません。愛知県内でも水稲栽培面積の5〜6%と生産量は少なく、三河地域以外ではほとんど流通していないため、「まぼろしのお米」とも呼ばれています。
 豊田市内では、グリーンセンターや道の駅「どんぐりの里」、「香恋の館」などで、地元のミネアサヒを販売しています。

写真4 「香恋の館」で販売中のミネアサヒ
写真4 「香恋の館」で販売中のミネアサヒ

写真5 「香恋の館」にある米つき機
写真5 「香恋の館」にある米つき機
 水車を動力としています。

執筆:豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課


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