かりもり

 尾張地域の在来系統の漬物用ウリ。果皮は薄緑から緑色で、果肉は緑色を帯びた白、果形は短円筒状である。かりもりは、主に奈良漬けの原料であるが、若取りすれば、浅漬けに利用できる。

かりもり

1 畑の準備

 土作りと施肥は第1表、畝作りは第1図を参考にする。

第1表 施肥事例
(kg/10m2)

肥料名 施肥
全量
施用時期別施肥量 施用時期

土作り 基 肥 追 肥

完熟堆肥
苦土石灰
BMようりん(0-20-0)
IB化成S1号(10-10-10)
園芸化成(14-8-13)
20
1
0.2
0.6
0.2
20
1
0.2




0.6




0.2
植え付けの約1か月前
植え付けの2週間前
植え付けの2週間前
植え付けの1週間前
1番果が着果した時

・成分量は、窒素0.088kg/10m2、リン酸0.116kg/10m2、カリ0.086kg/10m2



第1図 畝作り

第1図 畝作り
注:マルチは、土に湿り気が十分あるうちに設置する。

2 育苗

 作型は第2表を参考にする。10m2当たりの植え付け本数は、4本が目安である。12cmポットに市販の育苗培土を詰めて、種をまく。
 発芽適温は28〜30度、育苗適温は日中25〜27度、夜間16〜18度なので、気温の低い時期の育苗は、ビニールトンネルなどを利用する。
 育苗日数は25〜30日程度。


第2表 尾張平坦部の露地栽培での作型
第2表 尾張平坦部の露地栽培での作型

3 定植

 本葉3〜4枚が適期である。苗はあらかじめ十分かん水しておき、暖かい日の午前中に株間130cmで定植する。
 定植後はポリ袋等で風除けをする。
 風除けを取り除くまでに、伸びてくるつると果実保護のため、マルチの上に敷きわらをする。


4 摘心・整枝

 本葉5枚になったら、親づるを摘心する。
 子づるが伸びてきたら、しっかりしたものを4本残し、ほかは取り除く。子づるは14〜15節目で摘心する。
 子づるの3節以下(親づるから20cmぐらいまでの所)から出る孫づる、花、実は早めに取り除き、4節目より先に出てくる孫づるを伸ばし、これに着果させる。
 孫づるの1節目に雌花が見えたのを確認したら、雌花の先に葉を1つ残して摘心する(第2図)
なお、自然受粉で十分着果するので、授粉作業は必要ない。

第2図 整枝
第2図 整枝
×:摘心および芽かき

5 栽培管理

 株元に近い果実や変形果は、早めに取り除く。
 かん水は畝間かん水で行う。
 一番果の着果までは、日中しおれない程度とし、着果後は乾燥に注意して、果実の肥大に合わせ、かん水量を増やしていく。
 追肥は一番果が着果したときに、畝間の通路に施す。


6 収穫

 開花後20日前後で収穫する。
 収穫時の果実の大きさの目安は、長さ25cmで重さは約1kgである。浅漬け用にする場合は、長さ約15cmで重さは500〜700gを目安とする。
 収穫は早朝に行い、取り遅れのないように注意する。


7 病害虫防除

 モザイク病、うどんこ病、アブラムシ、ウリハムシなどが発生するので注意する。


  愛知県のトップページへ戻る     ネット農業あいちのトップページへ戻る
   

  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
   メール nogyo-keiei@pref.aichi.lg.jp