小ギク

                                【平成19年9月19日掲載】

 キクはお盆、お彼岸、お正月には欠かすことのできない花です。なかでも小ギクは、花色がバラエティーに富んでおり、仏花用ばかりでなく、一般の花材として使うこともできます。


          属性
写真1 


第1表
 作付体系表
第1表 作付体系表

第1表 作付体系表

●品種

 小ギクには多くの品種があり、選ぶのに迷ってしまいがちですが、特に重要な二点を考慮して選択しましょう。
 まず第一に白、黄、赤の三色は絶対に必要で、栽培本数も多くします。さらにピンク等を加えると用途が広がります。
 第二に、小ギクは開花揃いが良く、1品種の出荷期間が短いので、長い期間の出荷を予定する場合は、1色につき開花期の異なる品種を栽培します。

●親株の養成

 第2表を参照してください。

第2表 親株の養成
第2表 親株の養成

●栽培の流れ

 第3表を参照してください。

第3表 栽培の流れ
第3表 栽培の流れ

●施肥

 肥料は10m2当たり、窒素2.8kg、リン酸1.8kg、カリ1.8kg施用します。緩効性肥料を主体とします。基本的に基肥のみとし、追肥はしません。

●主な病害虫

 特に問題となる病気は、白さび病、黒斑病、褐斑病で、梅雨の時期に発生が多くなります。発症した葉を摘み取ったらほ場に放置せず、ほ場外に出しましょう。
害虫では、アブラムシ類、ハダニ類、ハモグリバエ類、アザミウマ類がつきやすいです。こまめに観察して、早期発見、早期防除に努めましょう。

●収穫出荷

 夏の小ギクは収穫後に早く花が開くので、頂花が開き始める直前に採花します。長さを60〜80cmに切りそろえ、下葉を取り除いて10本1束にして水揚げします。


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  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
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