ラッカセイ

                                 【平成21年4月27日掲載】

 「落花生」と漢字で書いた字のごとく、花が咲き終わると子房柄が土の中に落ちるように伸びていき、その先に実が生じます。また、夜になると葉を閉じて眠る点でもユニークです。ぜひ、プランターに植えて、子どもさんと楽しんでみてください。


          写真1 収穫時の落花生
写真1 収穫時の落花生


第1表
 ラッカセイの栽培体系
第1表 ラッカセイの栽培体系

●ここがポイント

 25℃以上の高温と強い日光でよく育ちます。じかまきでは鳥害で欠株が出やすいため、移植が適しています。過湿地では生育が劣るので、排水対策が必要です。

●準備しておくこと

 よく肥えた畑では窒素肥料はいりません。基肥として苦土石灰を10m2当たり1.5kg、ようりんを同じく0.5kg施しておきます。
・じかまきの場合
 は種:5月中旬〜6月中旬
・移植の場合
 は種:4月中旬〜5月上旬、定植:5月下旬
・品種:千葉半立、タチマサリ

●タネまき

 殻をむいた種子を一昼夜水に浸しておきます。じかまきの場合は、条間1mのうねを作り、30〜40cm間隔で2〜3cmの深さに2粒ずつ点まきします。ただし、鳥害の多い地域ではじかまきは避けた方が無難でしょう。移植栽培の場合は、ポリポットに3粒まいて1cm覆土し、本葉1〜2枚の時に間引いて2本立ちにします(第1図)

第1図 タネまきの方法
    第1図 タネまきの方法

●プランター栽培

 プランターでも作れます。大きめのプランターに30〜45cm間隔で苗を植えつけます(第2図)

第2図 プランター栽培の方法
    第2図 プランター栽培の方法

●土寄せ

 花が咲き始めた頃と、株の半分くらいの花が咲いた頃の2回、土寄せします(第3図)

第3図 土寄せの方法
    第3図 土寄せの方法

●病害虫防除

 褐斑病、アブラムシ、マメシンクイなどが発生するので、登録のある薬剤で防除します。

●収穫

 10月下旬頃、茎や葉が黄色くなって、下葉が少し枯れ落ちたら、1株試し掘りしてみます。さやが充実していて網目が現れていたら収穫適期です(第4図)。水洗いし、2〜3日間日光に当てて乾燥させます。9月下旬頃から若どりして、塩ゆでにして食べるのもとてもおいしい楽しみ方です。

第4図 収穫、乾燥
    第4図 収穫、乾燥


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  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
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