生育初期や高温期は半立性、低温期に成熟すると多数の小さい葉が地面に羽を広げたように開張し、耐寒性が強く、また暑さに対しても比較的強いです。若どりの軟弱野菜とするなら、低温期のトンネル保温、夏季の雨よけ・遮光により、周年生産が可能です。
図 タアサイ
種子は10u当たり6〜10ml準備します。べたがけ資材を直接被覆すれば有効な害虫対策となります。
・まきどき:秋まき 9月中旬〜10月中旬
春まき 4月上旬〜5月上旬
・品種:緑彩
・つくりやすさ:易
植えつけ1か月前に10u当たり堆肥20kgを施し、よく耕しておきます。種まきの1〜2週間前に苦土石灰1kg、ようりん0.4kg、園芸化成1.5kgを施し、深く耕しておきます。
条間25cmの3条まきとします。株間は秋まき20cm、春まき15cmで、種子を1か所4〜5粒まき、土を5〜7mmかぶせます。
間引きは2回実施します。本葉1〜2枚時に2本立ちに、本葉5枚時に1本立ちとします。なお、間引きの際は残す株を傷めないようにていねいに行います。
追肥は、2回目の間引き終了直後に、条間へ園芸化成を10u当たり0.3kg施用します。
防寒対策として12月中旬以降、寒冷紗で被覆します。
農林水産部農業経営課普及・営農グループ
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