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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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主要鉢花の弱光及び低温順化と発蕾以降の
栽培温度が日持ち性に及ぼす影響

須田 晃・西尾讓一
摘要:シクラメン、ポインセチア及びエラチオールベゴニアについて、弱光及び低温順化処理と栽培時の温度管理が室内での日持ちに及ぼす影響を検討した。
 シクラメン及びエラチオールベゴニアは、短期間の遮光でも室内での観賞期間中の開花数は減少し、日持ちは低下する傾向となった。
 発蕾以降の栽培温度と室内の日持ち性については、シクラメンは10/5℃(昼/夜温)の低温管理で開花数が多くなったが、ポインセチアは25/20℃で最も日持ちが向上した。エラチオールベゴニアについては判然としなかったが、開花のピークは10/5℃で最も遅くなった。また、いずれの種類も日持ち性が良い温度管理で植物体内の糖含量が増加する傾向となった。
 短期間の低温順化は、シクラメンの耐低温性の向上に効果が高く、ポインセチアでも若干効果がみられた。これに対し、エラチオールベゴニアは耐低温性が非常に高く、低温順化の有無にかかわらず、0℃下で30日以上品質に変化はみられなかった。

キーワード:シクラメン、ポインセチア、エラチオールベゴニア、日持ち性、遮光、低温管理
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