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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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サルモネラワクチン、フマル酸及び乾燥酵母細胞壁の
飼料添加による鶏のSalmonella Enteritidis排菌抑制効果

伊藤裕和・中谷 洋・林 和陽・市川 明
摘要:鶏のサルモネラ症対策としてサルモネラワクチンと、フマル酸及び乾燥酵母細胞壁を飼料添加することによる、Salmonella Enteritidis(SE)に対する感染防御や排菌抑制効果を検討した。供試鶏として名古屋種(雌)72羽を用い、これを4区に分けて試験を行った。1区から3区は試験1では94日齢で、試験2では90日齢でSEワクチンを接種した。また、1区はフマル酸を1%、2区は乾燥酵母細胞壁を0.5%の割合で初生から感染試験終了時点まで飼料に添加し、4区は対照区とした。
1 試験1では、134日齢で3.8×109CFU、135日齢で2.2×109CFUのSEを72羽のそ嚢内に接種した。サルモネラの抗体検査では対照区でSE接種7、11及び16日後で抗体が確認された。盲腸便でのSEの排菌量は接種1、2、5、8、12及び14日後では、1区、2区及び3区とも対照区に比べ少なかった。
2 試験2では、126日齢で5.9×109CFU、127日齢で5.8×109CFUのSEを72羽のそ嚢内に接種した。サルモネラの抗体検査では対照区でSE接種7、16及び27日後で抗体が確認された。盲腸便でのSEの排菌量は接種1、2、5、7、14及び21日後では、1区、2区及び3区とも対照区に比べ少なかった。

キーワード:鶏、Salmonella Enteritidis、サルモネラワクチン、フマル酸、乾燥酵母細胞壁
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