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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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鶏ふん堆肥の窒素肥効特性に対する処理日数及び季節の影響

中谷 洋・市川 明・伊藤裕和
摘要:愛知県の養鶏場で生産された鶏ふん堆肥を収集し窒素肥効特性に対する処理日数及び季節の影響を調査した。試料は25施設から夏季及び冬季に50点を採取し、湛水(水田)条件及び畑条件で培養した後に発現窒素を測定した。
1 処理日数が長くなるとともに、炭素率の上昇、尿酸態窒素の減少がみられ、畑地、湛水の培養条件にかかわらず、可給態窒素量は減少した。
2 夏季と冬季で処理日数の差はなかったが、尿酸態窒素量は有意な差が認められた。窒素無機化率は畑条件では冬季の方が高く、水田条件では夏季の方が有意に高かった。
 以上のことから、鶏ふん堆肥の窒素肥効は尿酸残存量に左右され、尿酸残存量は処理日数及び季節に影響を受けると推察された。

キーワード:鶏ふん堆肥、処理日数、窒素無機化率、可給態窒素、尿酸
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