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2022年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金の採択結果について

ページID:0408595 掲載日:2022年6月30日更新 印刷ページ表示

 愛知県では、地域の環境産業の振興を図り循環型社会の形成を促進するため、産業廃棄物税を活用して、先導的で効果的なリサイクル関係設備等の整備及び循環ビジネスの事業化検討に要する費用の一部を補助する制度を設けています。

 今年度は、申請のあった31事業の中から、リサイクル関係設備整備事業で7件、排出抑制関係設備整備事業で1件、プラスチック関係設備整備事業で3件、循環ビジネス事業化検討事業で6件の計17件の事業を採択しました。

 ※産業廃棄物税とは、愛知県内の最終処分場に産業廃棄物を搬入する場合に課される税金で、2006年4月1日から導入しています。

1 採択結果

採択件数(応募件数)

 ○ リサイクル関係設備整備事業         7件 (9件)

 ○ 排出抑制関係設備整備事業          1件 (5件)

 ○ プラスチック関係設備整備事業        3件 (5件)

   ○ 循環ビジネス事業化検討事業         6件 (12件)

      合  計             17件 (31件)

※ 募集期間2022年3月1日(火曜日)から2022年4月28日(木曜日)まで

2 採択事業

(1)リサイクル関係設備整備事業(7件)

     先導的・独創的な技術又はシステムを有するリサイクル関係設備の整備に関する事業                  

(五十音順)
 

 

事業者(所在地)

事業の概要

1

愛知海運株式会社

(名古屋市港区)

 使用済み太陽光パネルについて、愛知県初のローラー剥離方式を導入し、全処理工程を自動的に処理するリサイクル事業。

 太陽光パネルの埋立処分量の削減に貢献する。

2

愛知ラインリック株式会社

(豊橋市)

 廃棄物由来の再生重油・廃油(高粘土のスカム)を混焼できるオリジナルボイラの導入による廃棄物処理事業。

 ボイラ燃料として購入していた重油の削減と廃油の処理が不要となる。

3

アルメック株式会社

(豊明市)

 AI画像認識システムを活用したロボティクス導入による非鉄選別事業。

 既存のラインの選別精度を更に向上させ、リサイクル率を向上する。

4

株式会社エイゼン

(知多郡武豊町)

 バイオマス系廃棄物(生木・枯草等)の破砕設備の導入による廃棄物処理事業。

 廃棄物の破砕後は、バイオマス発電材料や堆肥等として再利用を図る。

5

加山興業(かやまこうぎょう)株式会社

(名古屋市熱田区)

 大量廃棄の使用済み太陽光パネルの処理に対応したブラスト工法の自動処理設備の導入によるリサイクル事業。

 既存の手動処理設備と比べ処理量を3倍に増加できる。

6

有限会社シンセイ

(一宮市)

 AI画像認識システムを搭載したロボットと人がリモートで操作する選別システムの導入による廃棄物処理事業。

 埋立されていた混合廃棄物を選別し、資源化を促進。

○7

株式会社ワイマーケット

(名古屋市中村区)

 クラフトビール醸造工程で発生する麦芽粕の脱水設備の導入による、飼料化事業。

 従来廃棄していた麦芽粕を有効利用するとともに、飼料で肥育された豚や牛を自社飲食店で提供する。

 ※広域循環モデル推進事業(食品廃棄物など、未利用バイオマス資源を活用した持続可能な地域づくりに資する事業)に該当するものに○

 

(2)排出抑制関係設備整備事業(1件)

先導的・独創的な技術又はシステムを有する排出抑制関係設備(廃棄物の排出を抑制するための設備)の整備に関する事業

 

 

事業者(所在地)

事業の概要

1

増岡窯業原料(ますおかようぎょうげんりょう)株式会社

(瀬戸市)

 窯業原料の製造過程で発生するキラ(微砂(さいさ)と少量の粘土の混合物)から水質浄化剤を製造する設備を導入し、未利用資源を有効活用した事業。

 廃棄物として処理されるキラの排出を削減する。

 

(3)プラスチック関係設備整備事業(3件)

先導的・独創的な技術又はシステムを有するプラスチック関係設備の整備に関する事業

 (五十音順)

 

事業者(所在地)

事業の概要

1

グリーンサイクル株式会社

(名古屋市港区)

 混合プラスチックの高純度選別プロセスを導入した設備による廃棄物削減・国内循環システム事業。

 プラスチックのリサイクル原料を高純度化することで、国内の樹脂コンパウンダーへの販売を可能とする。

2

佐久間特殊鋼(さくまとくしゅこう)株式会社

(名古屋市緑区)

 小型射出成形機の導入によりリサイクルCF(カーボンファイバー)から製品を製造する事業。

 多品種、小ロット部品のニーズに応えた製品を供給し、プラスチックのリサイクル材の利用を拡大する。

3

有限会社原野化学工業所(はらのかがくこうぎょうしょ)

(蒲郡市)

 大型タンブラーの導入により多品目のプラスチックからペレット化を行い、成形メーカーへ供給する事業。

 従来マテリアルリサイクルに不向きであった、かさ比重の軽い粉砕物への対応が可能となる。

 

 

(4)循環ビジネス事業化検討事業(6件)

先導的な循環ビジネスの事業化の可能性の検討に関する事業

(五十音順)

 

事業者(所在地)

事業の概要

1

有限会社サンメンテナンス工機

(名古屋市緑区)

 従来使用後に埋立処理されていた産業機械の作動油のろ過フィルターについて、ろ紙部のみを交換することで繰り返し使用できる製品を開発する。

2

有限会社三洋(さんよう)サービス

(名古屋市千種区)

 使用済み紙おむつのリサイクルに向け、回収方法や収集運搬の最適化、高度なリサイクル設備の仕様について検討する。

3

新英金属(しんえいきんぞく)株式会社

(安城市)

 太陽光パネルを過熱水蒸気で分別する新たなリサイクル技術の実用化に向け、連続処理を可能とする方法を検討する。

4

日本エンジン株式会社

(名古屋市中区)

 エンジンやバッテリーの再生(リビルド)事業の展開に向け、技術的問題点の検証や市場調査等を行う。

○5

公益財団法人Save Earth Foundation(セーブアースファウンデーション)

(東京都大田区)

株式会社小桝屋(こますや)

(名古屋市中川区)

 コーヒー粕のリサイクルループに向け、コーヒー粕を品質保持しながら回収する手法やコーヒー粕から製造する高付加価値な飼料及び肥料のトレーサビリティを確保する仕組み等を検討する。

○6

株式会社ハーツ

(名古屋市中区)

株式会社エルメティア

(瀬戸市)

 食品残さを餌として飼育したアメリカミズアブが作り出すたんぱく質の価値や事業性について検討する。

  ※広域循環モデル推進事業に該当するものに○

 

 【参考1】補助事業の概要 [PDFファイル/166KB]

 

このページに関する問合せ先

愛知県環境局資源循環推進課
循環グループ
電話:052-954-6233

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