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あいち小児保健医療総合センターへ小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」が寄贈されます
この度、あいち小児保健医療総合センター(大府市)では、社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団の「明美(あけみ)ちゃん基金」事業から、国内で心臓移植を待つ子供たちに必要な、小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」を寄贈いただくことになりました。つきましては、下記のとおり寄贈式を行いますのでお知らせします。
記
1.寄贈者
社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団 理事長 鈴木 裕一(すずき ゆういち) 様
2.寄贈内容
小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」1台 (定価 税込4千4百万円)
3.寄贈式
(1)日時
2022年9月21日(水曜日) 午前11時から午前11時10分まで
(2)場所
あいち小児保健医療総合センター 地下1階会議室
(大府市森岡町七丁目426番地 0562-43-0500)
(3)内容
あいち小児保健医療総合センター長伊藤浩明(いとう こうめい)が、「明美ちゃん基金」の事業を運営する社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団鈴木裕一理事長から目録を受領します。
4.その他
あいち小児保健医療総合センターは2019年4月に、実績のある小児心臓手術の技術を活かすため、小児心臓病センターを開設しました。
補助人工心臓手術は、重症心不全で主に治療が心臓移植しかない患児に対して実施し、移植手術までの間、補助人工心臓により入院治療を行うもので、あいち小児保健医療総合センターでは2021年1月に2台購入し、1台はバックアップ装置としてスタンバイしています。
今回、新たに1台寄贈されることによって、2名の患児の並行運用が実現します。
5.発表資料
〈参考〉
1 機器の説明
補助人工心臓には、血液ポンプが体外に位置する体外設置型のタイプと血液ポンプが体内に埋め込まれている埋め込み型の2種類がありますが、小児では体が小さいことから埋め込み型は課題が多く、体外設置型が主流となります。
整備される機器は、空気駆動装置一式で、心臓とカニューレ(管)によって体外で接続された血液ポンプを駆動するのに用いるものです。機器はコンピューター制御され、3重の安全設計がされています。
小児補助人工心臓 補助人工心臓駆動装置
(画像提供元:Berlin Heart GmbH)
2 寄贈者の概要(2022年9月15日現在)
名称 社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団
代表者 理事長 鈴木 裕一
所在地 大阪市浪速区湊町2-1-57
電話 06-6633-9207
法人設立 1953年9月21日
基金HP https://www.akemi-f.com
3 「明美ちゃん基金」の概要
明美ちゃん基金は、心臓病の子どもを救うために設立された日本初の医療基金です。
経済的な事情で心臓の手術を受けられない当時5歳の女の子について報じた新聞記事が大きな反響を呼び、全国から集まった寄付金を元に1966年に設立されました。
当時は不十分であった先天性心臓病の子どもに対する国の制度が、基金の活動をきっかけに前進し、現在では心臓病の医療費は健康保険や公的扶助でほぼカバーされるようになりました。
このページに関する問合せ先
あいち小児保健医療総合センター
事務部経営企画課企画・経営グループ
担当:近藤、宇津野
電話:0562-43-0523(ダイヤルイン)
メール:shouni-hospital@pref.aichi.lg.jp
愛知県病院事業庁経営課
経理・施設グループ
担当:稲吉、石原
電話:052-954-6308(ダイヤルイン)
内線:5161、5163
メール:byoin-keiei@pref.aichi.lg.jp